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公共空間の後で

誰に対しても開かれていて様々に現れることを許容する公共空間があることで、人は私的存在という状態を脱し、まっとうな人間になることができるという見解がある。それはつまり、他人とのかかわりを断ち切り引きこもっている状態という意味での私的存在の外…

公共的な空間における自殺

公共的な空間で決行される自殺行為は、多くの人の生活を混乱させ、街そのものをも混乱させるというだけでない。私はどことなく、時間そのものが中断されているようにも感じつつ、日常的に経験される時間とは別の時間が発生しているようにも感じた。 時間が混…

人身事故の時間の歪み

鉄道の人身事故の現場に、たまたま居合わせたことがある。当時の私が利用していた最寄り駅での出来事であった。そこに停車しない急行に、人が巻き込まれたため、電車がストップした。 改札口を通るとき、ホームから駆け下りてきた六〇代くらいの女性が駅員に…